散歩前にダニ予防

 4月に当院に仲間入りしたミニチュアダックスフンドのジーナが3回のワクチンプログラムを完了し本格的にお散歩デビューしました。背中に滴下タイプのダニ予防薬を投与して準備万端。今の季節はマダニの活動が活発になっているので散歩に出かける前にダニ予防薬の投与が欠かせません。

 

 

 

 

 ところで、先日ワンちゃんがマダニに刺されて来院しました。飼い主様曰く「皮膚のイボを触ると痛がる」とのことでしたが、見ると脇腹の皮膚に体長8mm程の吸血したマダニが食いついていました。

 

 

 早速専用のダニとりピンセットで摘出しました(皮膚に食いつき吸血したマダニを無理やり取ると、皮膚に食い込んだ頭部が残ったり病気の原因となるダニの唾液がペットの体内に入ったりしますので摘出は獣医師にお任せください)。ダニの予防はしていないとの事でしたので滴下タイプのダニ予防薬を処方させていただきました。

 

 マダニは幼ダニ、若ダニの段階を経て成長し成ダニとなります。いずれの段階でも吸血のため動物に寄生しますが、幼ダニは体長1mmと小さいため散歩中のペットに寄生すると発見が困難です。

 

 マダニはペットに発熱や貧血をもたらすバベシア病を媒介します。またヒトの致死性ウイルス病であるSFTS(重症熱性血小板減少症候群)や日本紅斑熱などの病気を媒介するため、「犬の散歩」や「猫の外歩き」でペットが家にダニを持ち帰らないように予防することが動物とヒトの健康のために必要なのです。

 

 ダニの予防薬には「皮膚に滴下するお薬」や「美味しいおやつタイプ」がありますので当院にご相談ください。